金櫻神社:水晶の神社、鬱金櫻がご神木。金運アップをはじめ、幅広いご利益。

金櫻神社

山梨県、甲府の名勝、昇仙峡のさらに奥地に鎮座する神社です。

金櫻神社

 

金櫻神社

 

金櫻神社

 

約2000年前、甲斐の国に疫病が蔓延した時、病をおさめるために、「少彦名命(すくなひこなのみこと)」が金峰山の山頂に祀らました。ゆえに、金峰山山頂に本宮があり、金櫻神社は里宮にあたります。
他に祀られている御祭神は、「須佐之男命(すさのおのみこと)」「大己貴命(おおなむぢのみこと)」「本武尊(やまとたけるのみこと)」「日櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)」の5柱です。ご利益は5柱の神さまがお祀りされているとあって幅広く、病気平癒・健康成就・災厄除け・金運・縁結び・子宝とされています。

金櫻神社

 

昇仙峡は江戸時代より、良質な水晶の一大産地です。金櫻神社の御神宝は、この地で発掘された水晶火の玉・水の玉」です。

金櫻神社

 

昇龍・降龍

本殿にある「昇龍・降龍」の尾には水晶を絡ませています。元は「左甚五郎」の作によるものでしたが、昭和30年に起きた火災により、ご本殿とともに昇り龍・降り龍も焼失してしまいました。したがって、現在見られる昇り龍・降り龍は、左甚五郎の作品を再現されたものです。

昇龍

金櫻神社、昇龍

 

降龍

金櫻神社、降龍

 

龍神の井戸

金櫻神社、龍神の井戸

 

夜になると龍が降りてきて水を飲んだと言われる井戸。龍神を信仰する人には、その姿が見えるといわれます。心の清らかな人が汲めば水が澄み、心に濁りがあると汲んだ水が濁るという言い伝えがあります。

大石像の昇龍・降龍

金櫻神社、昇龍・降龍

 

金櫻神社、昇龍・降龍

 

手水舎の龍

金櫻神社、龍

 

 

金櫻神社、龍

 

鬱金(うこん)の櫻

御神木である「鬱金の桜」は、古くから民謡に「金の成る木の金櫻」と唄われ春の開花の季節に、この桜を拝み、水晶の守りを受けると生涯金運に恵まれ、厄難解除のご神徳をうけられるといわれ、満開の時期には、多くの参拝者で賑わいます。

金櫻神社

 

4月下旬から5月上旬にかけて淡い黄金味を帯びた花が満開となります。

金櫻神社

 

杉の群

鳥居から拝殿をつなぐ、長い石段の脇に生い茂っている「杉の群」は、甲府市指定文化財・天然記念物に指定されています。杉の巨木は、樹齢推定800年から千数百年とされています。

金櫻神社、杉の群

 

金櫻神社、杉の群

 

鳥居をくぐると鬱蒼と茂る杉の巨木の間を、長い階段が社殿まで続きます。

金櫻神社

 

金櫻神社

 

金櫻神社

 

金櫻神社

 

長々続く、苔むした階段。

金櫻神社

 

招福大黒天・さざれ石

境内には、木彫りの「招福大黒天」も祀られています。
五穀豊穣・商売繁盛・病気平癒・縁結び・夫婦和合・子授けなどのご利益のある神さまです。

金櫻神社、招福大黒天

 

金櫻神社、招福大黒天

 

国歌「君が代」にも詠われている「さざれ石」。
落ちそうで落ちない「合格祈願」の石となっています。

金櫻神社、さざれ石

 

夫婦木(めおとぎ)神社

金櫻神社の鳥居から100メートルほど下った場所に「夫婦木(めおとぎ)神社」が在ります。ご利益は、縁結び・子宝です。

夫婦木神社

 

夫婦木神社

 

社殿に向かう途中にある「ケヤキのご神木」は女性の象徴、奥殿に祀られている「ご霊木」は男性の象徴に、自然の姿のまま現れています。

夫婦木神社

 

夫婦木神社

 

夫婦木神社

 

こちらの神社は夫婦木神社の上社(男宮)となり、ここから2キロほど下った場所に「夫婦木神社姫の宮」があり、対となる存在の神社で、下社(女宮)となります。

 

昇仙峡

御岳昇仙峡」は山梨県甲府市の北部に位置する渓谷です。 国の特別名勝にも指定されており、「日本一の渓谷美」といわれ観光の名所にもなっています。

昇仙峡

昇仙峡はエリア全体が浄化のパワースポットだと言われています。富士山が発する龍脈が流れているといわれます。

水晶・宝石

水晶は明治まで昇仙峡で採掘されていました。

昇仙峡

現在も鉱石、宝石、水晶を扱うお店が通りにたくさんあります。

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

飲食店・山梨ワイン大国・森の駅 昇仙峡

通りには甲府名物の「ほうとう」などが食べられる店や、カフェもあります。

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

昇仙峡

 

「山梨ワイン王国」山梨県で作られた種類豊富なワインを取扱うワインセラー、試飲した上で購入することができます。

山梨ワイン大国

 

山梨ワイン大国

 

山梨ワイン大国

 

山梨ワイン大国

 

山梨ワイン大国

 

山梨ワイン大国

 

山梨ワイン大国

 

「森の駅 昇仙峡」

山梨県のお土産・伝統工芸品・オリジナルのお菓子えお販売、カフェレストランもあります。

森の駅 昇仙峡

 

森の駅 昇仙峡

 

レストランで食べた「カボチャのほうとう」

カボチャのほうとう

 

隣には「影絵の森美術館 」があります。

影絵の森美術館

 

仙娥滝(せんがたき)

 

昇仙峡の奥部にあり、花崗岩の岩肌を削りながら落下している滝で、落差は30mあり迫力があります。名前の「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性、嫦娥のことです。

仙娥滝

 

仙娥滝入り口をくぐり進みます。

仙娥滝

 

両側には飲食店、お土産屋、仏像などが連なります。

仙娥滝

 

仙娥滝

 

仙娥滝

 

仙娥滝

 

仙娥滝

 

仙娥滝

 

仙娥滝

 

太宰治の宿、湯村温泉郷「旅館 明治」

昇仙峡と甲府駅を結ぶバス路線の途中にある温泉郷「湯村温泉郷」。
弘法大師がこの地に立寄り開湯したといわれる歴史ある温泉郷です。戦国時代には武田信玄が負傷した兵を治療したとも伝えられ、信玄の隠し湯としても知られています。
また、井伏鱒二、太宰治など昭和の文豪に愛された温泉地でもあります。

湯村温泉

 

太宰治」が執筆のために逗留した「旅館 明治」。

太宰治 旅館明治

 

太宰治 旅館明治

 

太宰治 旅館明治

 

昭和17年2月中旬~下旬と翌18年3月中旬頃とのことです。ここで書かれたのが小説「正義と微笑」、「右大臣実朝」の二編です。

太宰治 旅館明治

 

太宰治 旅館明治

 

宿泊のほか、日帰り立ち寄り湯として温泉だけも利用できます。少しノスタルジックな趣のある旅館です。

太宰治 旅館明治

 

太宰治、旅館明治

 

温泉はかけ流し、温度はぬるめ。ずっと長く浸かっていたくなります。

太宰治、旅館明治

 

太宰治、旅館明治

 

太宰治、旅館明治

 

HP https://www.ryokanmeiji.com/

 

おわりに

春の櫻の開花の時期が一番参拝客が多くなりますが、秋の昇仙峡は紅葉も美しくお薦めです。日本遺産に認定された、「日本一の渓谷美」といわれる昇仙峡は、首都圏からも日帰りでき、甲府駅からもアクセスが容易な名勝地です。
金櫻神社と昇仙峡を併せて訪れ、水晶などの宝石やワインを求めるのも楽しいと思います。
帰りに湯村温泉郷に立ち寄れば、充実した観光の一日になります。

 

アクセス

住所:山梨県甲府市御岳町2347
電話番号:055-287-2011
JR中央線「甲府駅」から車で30分。
JR中央本線・身延線甲府駅からバスで50分、山梨交通バス「グリーンライン経由昇仙峡滝上」行、昇仙峡滝上バス停下車徒歩25分

HP https://kanazakura-shrin.webnode.jp/

 

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